著作物に当たらないものは?

 

 

世界では日々、様々なものが生み出されています。小説や漫画、映画などは著作物となり、これを許可なく犯すことは誰にもできません。しかし、生み出されるものすべてが著作物となり、保護されるというわけではありません。
先に述べたように、小説や漫画、映画に加え脚本や論文、絵画、版画、彫刻、建築、写真、プログラムなど他人が知ることができるように外部に表現されたものが著作物に当たります。基本的にこの定義の範囲と考えられれば著作物とみなされます。しかし、民話や標語のようなものは著作物とみなされません。前者は昔話や伝説の類となりますが、そこに創造性が認められなければ著作物とはなりません。

 

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例えば、誰かから聴いた昔話を人に話す場合、話の細部にアレンジがあったとしても、話の大筋に大きな変化がなければ、それは著作物とは考えられません。しかし、聴いたのが話の骨子だけで、そこにストーリー性や表現が加わり、新たな創造性が認められると著作物に当たる場合があります。標語の場合、基本的に短い表現や、ありふれた表現、選択の幅が狭い表現などは著作物とは考えられないので、著作物とみなされないことが多いです。
このように、著作物とみなされなものもありますが、著作物とみなされるかどうかは線引きが微妙なので、個々の事例に合わせた判断が必要となります。