著作物の正しい利用法は?

 

 

小説や論文には、著作権というものがあります。
作品や本の内容を第三者が勝手に使って著作者の権利を犯す事ができないよう法律で守られています。
その権利とは、著作者の財産的権利の保護の為の著作権と人格的な利益を守る著作者人格権に分かれます。

著作者人格権(公表権・氏名表示権・同一性保持権)は、譲渡したり、相続したりすることはできない、著作者だけが持っている権利です。
ですから、この権利は、著作者が死亡すると無くなるのですが、死後も保護されているのが著作権です。
この権利は、財産権ですから譲渡及び相続したりできます。
但し、著作権の保護期間中に著作者が亡くなり、相続人がいない場合に限って著作権は消滅します。

では、どの位の期間保護されるのかと言うと、日本では50年です。
その期間、他人が権利者(著作権者)の承諾を得ず使用する事は出来ません。
使用する場合には、何らかの形で著作権者の許諾を取得することが必要です。

方法は、①著作権者から許諾を受ける②著作権の譲渡を受ける③出版権の設定を受ける④文化庁長官の裁定を受けるの4通りです。

 

 

その他に、外国の論文を日本語に翻訳した翻訳物や小説を映画化するというような場合、原作者及び翻訳・翻案権者等の許諾が必要です。
因みに、日本での作品の保護期間は、実名では死後50年、無名・変名では公表後50年、映画作品では公表後70年・創作後70年、団体名義の作品においては公表後50年・創作後50年と定められています。
又、死後か公表後では保護期間が違ってくると思いますが、簡便化する為、死亡、公表、創作の翌年の1月1日から起算するとされてます。